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BJオンラインサロン
はじめました!

免疫と皮膚と紫外線の話!

今回は美容の観点ではなく、「免疫」の観点から「日焼け止めの重要性」をお話したいと思います。
 

ランゲルハンス細胞とは?

お肌の表皮(有棘層)には「ランゲルハンス細胞」という免疫にとって非常に大切な細胞があります!
※ランゲルハンス細胞は樹状細胞のことで、有棘層に存在する樹状細胞をランゲルハンス細胞と言います。
 
このランゲルハンス細胞は、体内に侵入してきたウイルスや細菌などの異物を食べて、その異物の情報を、ヘルパーT細胞などの他の免疫細胞に伝えるという重要な働きをします。
(常に侵入者がいないかをパトロールしているイメージです)
 
ランゲルハンス細胞が異物の情報を、他の免疫細胞に伝えることで、感染症にかかってしまうのを防ぐことが出来るのです。
(ランゲルハンス細胞さん、いつもパトロールご苦労様です)
 
では、何でランゲルハンス細胞は表皮に存在するのか?
 
それは、空気中にはウイルスや細菌などが常にいるため、お肌は常にウイルスや細菌と接していることになりますので、それらの侵入を防ぐためにランゲルハンス細胞は、表皮という「最前線」でパトロールをしているのです!
 
ここからが本題です。
 

ランゲルハンス細胞と紫外線の関係

実は、ランゲルハンス細胞は紫外線によって、働きが鈍くなってしまうのです・・・。
 
そして、ランゲルハンス細胞は表皮に存在するので、紫外線の影響を受けやすいです・・・。
 
ですので、ランゲルハンス細胞を守ってあげるためにも、日焼け止めをしっかりと塗って、紫外線を遮断しましょう!
 
そうすれば、ランゲルハンス細胞がしっかりと働いてくれて、「感染症」から身を守ることに繋がります。
 
お顔だけではなく、腕などの露出している部分にもしっかりと日焼け止めを塗って、ランゲルハンス細胞を守りましょう!
 
注:紫外線によってウイルスを死滅させることが出来ますが、これは波長が220nmくらいの「UV-C」のことで、UV-Cは地表には届かない波長です。
 
地表に届くのはUV-BとUV-Aで、これらはランゲルハンス細胞の働きを低下させますので、紫外線はしっかりと遮断しましょう!
 
今回の投稿は、日焼け止めを使わない「男性」にも知っていただきたい内容ですので、是非とも旦那さん、息子さん、彼氏、友達などにも日焼け止めの重要性をお伝えして下さい。