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はじめました!

PM2.5と肌トラブルの深い関係!

毎日のように「SDGs」、「脱炭素」、「CO2排出抑制」などの環境対策に関するニュースが流れています。
という訳で、今回はちょっと別の角度から「環境対策」のお話をさせていただきます。
 
それは、『PM2.5などの大気汚染物質と肌トラブルについて』です。
 
これからの地球環境を考えると、非常に「大切なテーマ」かと思いますので、最後までお読み下さい。
 
大気汚染物質として有名な「PM2.5」ですが、これは特定の物質の「名前」のことではなく、粒子状の物質の「大きさ」のことを言います。
 
物質の大きさがデカくなれば、数字が大きくなりますし、物質が小さくなれば、数字も小さくなります。
 
実際に「PM2.5」という小さい粒子と、「PM10」という大きい粒子の大気汚染物質が存在します!
 
◆PM2.5
・窒素酸化物(NOx)
・硫黄酸化物(SOx)
・金属微粒子
・燃焼生成物
 
◆PM10
・花粉
・ハウスダスト
・カビ
・粉塵
・煙
 
上記のように、PM2.5やPM10には様々なものがあります!
 
そして、これらの物質が「肌トラブル」に繋がるということを実証したデータがあります。
(花粉やハウスダストなどは分かりやすいですが、それ以外の物質も肌トラブルに繋がります)
 

大気汚染物質の肌トラブルに関するデータ

◆韓国の72,000人を対象にした研究データ
・PM2.5やPM10は皮膚のかゆみやアトピー様の症状、老化症状を悪化させる。
・特にPM2.5は若年層のアトピー症状を悪化させる。
 
◆中国の1,000人を対象にした研究データ
・室内のPM2.5濃度が高いほど色素沈着やシワが悪化する傾向にある。
・特に上唇やシワや額の色素沈着にPM2.5との関連性があった。
 
◆ロート製薬の研究データ
・全ての大気汚染物質は皮膚細胞の炎症を引き起こす。
・排気ガスと都市部の粉塵は皮膚のバリア機能の低下を引き起こす。
 
◆ポーラの研究データ
・大気汚染物質濃度が高かった地域に住んだ経験がある人は、シワが目立つ傾向にある。
・大気汚染物質はシワの原因でもある好中球を真皮に呼び寄せる。
 
これらの研究データが存在しています。
 
考えてみると、PM2.5もPM10も人間からするとウイルスや細菌と同じように「異物」になりますので、その異物を排除するために「免疫」が働きます。
 
そして免疫が過剰に働いた状態が「炎症」になりますので、PM2.5やPM10によって、
・アトピーなどの炎症が起こる。
・炎症した後の、炎症後色素沈着になる。
ということはあり得ます。
 
また、PM2.5やPM10を排除するために、免疫細胞の好中球が集まってきて、好中球がシワの原因となる「好中球エラスターゼ」を分泌するので、シワになってしまうというメカニズムもあり得ます。
 
とにかく、地球のためにも、お肌のためにも、大気汚染物質を削減することは非常に大切なのです!
 
では、どうすれば良いのか?
 

大気汚染物質から肌トラブルを防ぐ方法

環境問題という大きい問題は、今すぐに解決できるものではありませんが、まずはみんなで意識をしましょう!
 
そして、大気汚染によって肌トラブルを防ぐには、「化粧品の選び方」が大切です!
 
PM2.5やPM10が皮膚や粘膜から侵入しないようにするために、お肌の上に「皮膜」を作って、しっかりとバリアしましょう!
 
これは、クリームだけではなく、日焼け止めやファンデーションなどでも可能です。
 
特に、「皮膜形成」をする成分でお勧めなのは、
・ポリクオタニウム-11、51などの、「ポリクオタニウム」とついた成分。
・〇〇クロスポリマーや〇〇コポリマーなどの、「ポリマー」とついた成分。
これらが、配合されたファンデーションなどがお勧めです!
 
また、クリームでは、
・セタノール
・ステアリルアルコール
などのさっぱりしていて、皮膜形成が可能な油性成分が配合されたものがお勧めです。
(全成分表示の最初の方に書かれているものを選びましょう)
 
大気汚染物質からお肌を守るためにも、化粧品は毎日しっかりと使いましょう!