加齢臭の原因は「ノネナール」という物質であることは有名です。
このノネナールは、皮脂に含まれる「パルミトオレイン酸」という油が、「酸化」を受けることで作られる物質です。
そしてノネナールは独特な「油臭さ」や「青臭さ」を発し、これが加齢臭と言われます。
年齢を重ねると、酸化を防ぐ「抗酸化」の働きが弱くなってしまうことから、皮脂に含まれるパルミトオレイン酸の酸化を防ぎ切れずに、ノネナールが作られてしまうという事です。
本題に入ります。
ノネナールの研究データ
実は「資生堂」の研究で、ノネナールが「肌ダメージ」を引き起こすことが科学的に証明されました。
この研究発表は世界初です。
具体的には、
・ノネナールは細胞のアポトーシス(細胞死)を引き起こし、表皮細胞の生存率を低下させる。
・3次元表皮モデルにノネナールを加えて培養すると、表皮の厚みが明らかに薄くなる。
反対に、
・ノネナールの香りをマスキングすると表皮細胞のダメージを抑制する。
といった研究結果です。
加齢臭の原因のノネナールは「匂いの問題」だけではなく、「お肌にも良くない物質」という事です!
(加齢臭世代の僕にはショッキングな内容です)
ではどうすればいいのか?
ノネナール対策法
先程説明した、ノネナールは皮脂に含まれるパルミトオレイン酸が「酸化」を受けると作られる物質です。
ということは、パルミトオレイン酸の「酸化」を防ぐことができれば、ノネナールの生成を抑制できます!
つまり、「抗酸化成分」が配合された化粧品を使えば、パルミトオレイン酸の酸化を防いで、ノネナールの生成を抑えられます!
そのことによって、加齢臭&肌ダメージを防ぐことができます!
◆代表的な抗酸化成分
・プラセンタ
・フラーレン
・ビタミンC誘導体
・トコフェロール
・アスタキサンチン
・ユビキノン
・各種植物エキス
(植物エキスは抗酸化作用があるものが多いです)
etc
上記の成分が配合された化粧品をしっかりと使って、ノネナールの産生を防ぎ、加齢臭と肌ダメージの対策をしましょう!