「紫外線対策をやっているのに、日焼けしてしまった・・・」
といったお声を聞くことがありますよね?
今回は、そんな時に知っておくべき、紫外線の豆知識をお伝えさせていただきます。
紫外線のおさらい
紫外線は「波長」の長さによって、大きくUV-AとUV-Bに分けられます。
UV-Aは波長が長い(320nm〜400nm)という特性がありますので、お肌の「真皮」まで届き、真皮に存在するコラーゲンやエラスチンなどを壊してしまうことから、一般的に「シワ」の原因になると言われています。
UV-Bは波長が短い(280nm〜320nm)という特性がありますので、お肌の「表皮」に届き、メラニン色素という黒い物質が作られることから、一般的に「シミ」の原因になると言われています。
※紫外線はシワやシミだけではなく、あらゆる肌トラブルの原因になりますが、今回は詳細の説明は省きます。
「紫外線対策をやっているのに、日焼けしてしまった・・・」
というお声は、主にUV-Bに原因があります。
何故ならUV-Bは「散乱しやすい」という特徴があるからです!
具体的には、空気中の「窒素分子」や「酸素分子」、それ以外にも個体や液体の「微粒子」に反射します。

つまり、
・空気
・水面
・地面
に反射するのがUV-Bです。
太陽から降ってくるUV-Bの50〜60%は空気、水面、地面に反射していると言われています。
日傘を差して上から降ってくる紫外線を遮断していても、UV-Bは様々な場所で反射して、顔や体に届いてしまいます。
ですので、紫外線対策をやってても日焼けしてしまったというのは、UV-Bが反射していることが原因の1つと言えます。
では、どうすれば良いのか?
「日焼け止めをしっかり塗る!」という当たり前のことを徹底するしかありません。
今回は非常に当たり前のお話をさせていただきましたが、「UV-Bは反射する」ということだけ頭に入れていただければと思います。