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はじめました!

ニキビ用化粧品の注意点とは?

夏と冬ではどっちの方がニキビに悩む方が増えるでしょうか?
それは、夏と言われています。
 
では何故、夏にニキビに悩む方が増えるのか?をおさらいしたいと思います。
 

ニキビになる原因

①紫外線
毛穴に詰まった「角栓」(角質と皮脂が混ざったもの)が紫外線によって「酸化」を起こして、毛穴が完全に詰まってしまう。
 
さらに、紫外線の「UV-B」が、毛穴に存在する「皮脂腺細胞」を刺激することで、皮脂分泌が過剰になり、皮脂をエサにする「アクネ菌」が過剰に繁殖して、炎症を起こしてしまう。
 
②コルチゾール(ストレスホルモン)
気温が高くなると、暑さが「ストレス」になり、そのストレスから体を守る目的で副腎からコルチゾールというホルモンが分泌されます。
 
コルチゾールは皮脂分泌を過剰にしてしまうという働きもあるため、皮脂をエサにするアクネ菌が過剰に繁殖して、炎症を起こしてしまう。
 
③プロゲステロン
女性ホルモンのプロゲステロンは生理前に分泌量が多くなります。
(エストロゲンは生理後に分泌量が多くなります)
 
このプロゲステロンは皮脂分泌を過剰にするという働きもあるため、皮脂をエサにするアクネ菌が過剰に繁殖して、炎症を起こしてしまいます。
 
今の時期は暑さで睡眠不足が続くとホルモンバランスが崩れてしまい、プロゲステロンが優位な時期が続くとニキビになりやすいと言われています。
 
他にもありますが、今回は代表的なものだけを挙げさせていただきました。
 
上記3つのニキビの原因の共通点は「皮脂の過剰分泌」です!
 
そして、ニキビ用の化粧品には「皮脂の過剰分泌を抑える目的」の有効成分が配合されていることが多いのですが、ここで注意点があります!
 
まずは、代表的な有効成分を挙げていきます。

皮脂の過剰分泌を抑える化粧品成分

・ビタミンC誘導体
・アゼライン酸
・オレアノール酸
・ノイバラ果実エキス
・ピリドキシン塩酸塩
・ダイズ種子エキス
・ライスパワー
・ローヤルゼリーエキス
etc
 
これらは「過剰な皮脂分泌を抑制」する成分です。
 
ただ、そもそも皮脂には、
・異物の侵入をバリアしてくれる
・皮膚を柔軟にしてくれる
・内部の水分の蒸発を防いでくれる
などの「良い働き」もあります。

ニキビ用化粧品の注意点とは?

上記の成分で、皮脂分泌を抑制してしまうと、
・バリア機能が弱まってしまう
・皮膚が硬くなる
・水分が蒸発しやすくなってしまう
ことにも繋がってしまいます。
 
このことから、皮脂分泌を抑制するニキビ用化粧品の注意点は、『しっかりと保湿をする!』です!!
 
特にニキビに悩む方は、「オイル」を避けて、「さっぱりタイプ」を好む傾向にありますが、クリームなどに配合するオイル成分は、バリア機能や皮膚を柔軟にする働き、水分を保持する働きに優れています。
 
以上の理由から、ニキビに悩む方にはニキビ用化粧品で過剰な皮脂分泌を抑えながら、しっかりとクリームなどで『保湿をお勧め』しましょう!