検索検索 ナビゲーション

サロン会員

初めての方へ ログイン

BJオンラインサロン
はじめました!

ビタミンC誘導体は、いつ使えばいいのか?

ビタミンCへの誤解

「ビタミンCっていつ使えばいいのでしょうか?」
「ビタミンCって朝に使ったらダメですよね?」
といったご質問をいただくことがあります。
 
何故、多くの方がこの様な疑問を抱くのかを調べてみたところ、ネット上やSNS上で、
【ビタミンCを多く含む柑橘類には『ソラレン』も多く含まれているので、朝に柑橘類を食べるのはやめましょう!】
という情報が数多くありました。
 
ソラレンとは?
柑橘類などに多く含まれると「言われている」成分で、ソラレンは紫外線の吸収を促進してしまうという働きがあります。
 
つまり、
朝に柑橘類を食べるとソラレンによって紫外線を吸収しやすくなり、そのことでシミや日焼けを促進してしまうから、ソラレンが含まれた柑橘類は朝に食べたらダメですよ!
ということです。
 
ビタミンCはよくレモンなどの柑橘類でイメージされるので、
ビタミンC→柑橘類→ソラレン→朝はダメ!
という情報が拡散され、上記の「ビタミンCって朝に使ったらダメですよね?」というご質問に繋がっています。
 
ひょっとしたら、皆様のお客様でもその様に思われている方がいらっしゃるかもしれません。
 

ビタミンCはいつ使えばいいのか?

結論を先に言いますと、ビタミンCは朝でも夜でも「どちらでもOK」です!
 
むしろ、朝と夜の「両方使う」ことをお勧めします!
 
その説明をする前に、まずは柑橘類に含まれると「言われてる」ソラレンの「誤解」を解きます。
 
実は、ほとんどの柑橘類にソラレンは含まれていません!
(含まれていたとしても超微量なので、紫外線の吸収を促進することはありません)
※駒沢女子大学が実際に測定した結果です。
 
あくまでもネットやSNS上での「噂話」に過ぎなかったのです。
 
ということで、柑橘類は朝に食べても全然OKということが証明されました。
(朝のスムージーももちろんOKです)
 

ビタミンCの効果を知ると使い方がわかる

ここから、ビタミンCの効果の話をします。
 
ビタミンCには、
・抗酸化
・チロシナーゼ酵素の阻害
・メラニン色素の還元
などの働きがあります。
 
「抗酸化」は紫外線による活性酸素からお肌や体を守る働きです。
それだけではなく、シミや日焼けの原因であるメラニン色素は、「酸化」によって黒くなりますので、抗酸化とはメラニン色素が黒くなることを防ぐ働きでもあります。
 
また、チロシナーゼ酵素はチロシンというアミノ酸と反応するとメラニン色素になりますので、「チロシナーゼ酵素の阻害」によって、メラニン色素が作られるのを防いでくれます。
 
ということは、
ビタミンCは紫外線によるシミや日焼けからお肌を守ってくれる働きがありますので、紫外線を浴びる前、つまり「朝」に使うことが大切です!
 
そして、「メラニン色素の還元」とは黒くなってしまったメラニン色素を「薄くする」という働きです。
(シミや日焼けしてしまったお肌を元の色に戻す)
 
ということは、
ビタミンCは紫外線によってメラニン色素ができてしまった後、つまり「夜」に使うことも大切です!
 
まとめますと、ビタミンCは、
・朝に使うことによって、シミや日焼けを防いでくれる。
・夜に使うことによって、シミや日焼けを薄くしてくれる。
というものです。
 
是非とも、ネットやSNSの「噂話に惑わされているお客様」がいらっしゃったら、教えてあげて下さい!