検索検索 ナビゲーション

サロン会員

初めての方へ ログイン

BJオンラインサロン
はじめました!

高級クリームに使われている「リポソーム」の本当の凄さ

皆様、化粧品の特殊技術である「リポソーム」を聞いたことありますでしょうか?

このリポソームは、有効成分を「安定的」にお肌に「浸透させる」ための処方技術で、「高級クリーム」などに使われることがあります。

 

という訳で、今回はリポソームの「本当の凄さ」をお伝えさせていただきます。

 

リポソームとは?

リポソームとは、「油に馴染みやすい部分」と、「水に馴染みやすい部分」を併せ持つ成分(両親媒性分子)で、小さなカプセルを作り、そのカプセルの中に有効成分を閉じ込める技術の事です。

 

簡単に言うと、有効成分をカプセル状の油の膜で閉じ込める技術です!

 

そして、油の膜でできた構造を「ラメラ構造」と言います。

ラメラ構造はリポソームだけではなく、お肌の「角質細胞間脂質」もラメラ構造をしているため、聞いた事あるという方も多いと思います。

 

 

ここでお伝えしたいことは、リポソームはラメラ構造をしており、角質細胞間脂質と同じ構造をしているという事です!

 

リポソームの働きとは?

リポソームによって有効成分を安定的にお肌に浸透させることが出来る理由を挙げていきます。

 

まず、有効成分は非常に不安定なものが多いです。

例えば、ビタミンC(アスコルビン酸)やビタミンA(レチノール)などは空気に触れると、酸化しやすく、酸化してしまうと効果を充分に発揮できません。

 

なので、有効成分をリポソームというカプセルで閉じ込めることによって、酸化を防いであげるのです。

 

そうすると有効成分の安定性が高まり、効果を充分に発揮できるのです。

 

また、ラメラ構造をしたリポソームは、角質細胞間脂質と同じ構造をしているので、非常に角質細胞間脂質に「馴染みやすい」という特徴があります。

 

 

角質細胞間脂質に馴染みやすいということは、表皮の深部に入りやすい、つまり浸透しやすくなるということです!

 

リポソームによって有効成分を閉じ込めるメリットをご理解いただけたかと思います。

 

まだあるリポソームの凄さ

先程、リポソームと角質細胞間脂質は同じ「ラメラ構造」をしているとお伝えしました。

 

ラメラ構造は、水に馴染みやすい部分と、油に馴染みやすい部分が合わさる様に作られています。

なので、ラメラ構造をしている角質細胞間脂質は、お肌内部の「水分も油分もキープできる」のです。

 

その働きのお陰で、お肌(角質層)の保湿力が高まったり、外部から異物の侵入を防ぐバリア機能の役割を果たしてくれるのです。

 

でも、「アトピー肌」や「敏感肌」の方は、角質細胞間脂質の量が少ないため、お肌内部の水分が蒸発してしまったり、バリア機能が弱まってしまい、アレルゲンなどの異物が侵入しやすくなってしまっています。

 

 

アトピー肌や敏感肌の方には、角質細胞間脂質の主成分である「セラミド」を補う必要があると言われるのは、上記の理由からなんです。

 

実は、リポソームは有効成分を浸透させるだけではなく、角質細胞間脂質と「同じ様な働き」もしてくれるのです。

何故なら、角質細胞間脂質と同じラメラ構造をしているので、水分や油分をキープして、バリア機能の働きもしてくれるからなんです。

 

という訳で・・・

 

リポソームは、

・有効成分の安定性を高めて効果を充分に発揮してくれる

・有効成分を表皮の深部に届けてくれる

・アトピー肌や敏感肌のバリア機能を高めてくれる

という働きがあるのです!

 

アトピー肌や敏感肌でお悩みの方に、是非ともお伝えしてみて下さい。