筋トレには様々なメリットがありますが、今回はダイエットする上で「意外と知られていないメリット」をお伝えさせていただきます。
太ってしまうメカニズムをおさらい
体脂肪がつく(太ってしまう)原因は、
・カロリーオーバー
・運動不足
・脂質の摂りすぎ
・糖質の摂りすぎ
など色々とありますが、最も体脂肪になりやすいのは「糖質」の摂りすぎです!
という訳で、食事などから摂った糖質が体脂肪に変わるまでの流れを説明します。
①小腸から吸収される
②肝臓に運ばれる
③血中に放出される(血糖値が上がる)
④細胞内でエネルギーになる
⑤余った糖質は肝臓と筋肉に貯蔵される
⑥それでも余った糖質は体脂肪になる
糖質は体内でこの様に形を変えていきます。
糖質は色々な食べ物に含まれておりますし、美味しいのでついつい食べ過ぎてしまいますので、「簡単に余ってしまう」のです!
そして、余った糖質は体脂肪になるという訳です!
筋トレのメリット
まずは一般的な筋トレのメリットをお伝えします。
筋トレをする際には、当然ながらエネルギーが必要になりますので、食べた糖質は細胞内でエネルギーに変わってくれるため、糖質が余ることはありません。
なので、筋トレをすることで、糖質が体脂肪になるのを防ぐことが出来ます。
さらに、筋トレをすると「ホルモン感受性リパーゼ」という酵素が分泌されて、「体脂肪」を分解してくれます。
分解された体脂肪(脂肪酸)は、細胞内でエネルギーとして消費されることで、体脂肪が減っていくのです。
つまり、筋トレをすることで、体脂肪を減らすことが出来ます。
ここから「意外と知られていない筋トレのメリット」をお伝えします。
先程、「余った糖質は肝臓と筋肉に貯蔵される」、そして「それでも余った糖質は体脂肪になる」とお話しました。
ということは、「肝臓と筋肉の貯蔵量を増やす」ことができれば、糖質は余らずに体脂肪にならないという事です。
でも、肝臓の貯蔵量には限界があり、およそ「100g」の糖質しか貯蔵することは出来なく、筋肉は一般的に「500g」くらい糖質を貯蔵できると言われています。
そこでっ!
肝臓はどんなに努力しても大きくすることは出来ない(貯蔵量を増やすことは出来ない)ですが、筋肉はトレーニングによって大きくすることは出来ますよね!
筋肉が大きくなれば、糖質の貯蔵量を増やせますので、「体脂肪になるのを防ぐことが出来る」のです!
さらに、筋肉が大きくなれば「代謝」も良くなりますので、痩せやすい体になります。
是非とも、筋トレして「痩せやすい体」になりましょう!!
と言っても、筋トレは始められないし、続かないですよね・・・?
簡単な筋トレ方法
効率的に糖質の貯蔵量を増やす方法があります!
全身の筋肉の70%は「下半身」にあります。
なので、下半身の筋肉を大きくするのが最も効率が良いです。
※ちなみに下半身の筋肉を大きくすると、足が太くなると思われるかもしれませんが、筋肉が大きくなった分、体脂肪が減りますので、結果的に足は細くなります。
下半身の筋肉で特に大きいのが、
・大腿四頭筋(太もも)
・ハムストリングス(もも裏)
ですが、多くの人は大腿四頭筋はよく使っているが、ハムストリングスは「あまり使っていない」のです。
ということは、ハムストリングスをちゃんと使えば、意外と簡単に筋肉を大きくすることが出来るのです。
そのために、
・歩幅を大きくする
・階段を一段抜かしで登る
を意識してみて下さい。
それだけで、ハムストリングスが使われて、そのことで大きくなり、痩せやすい体になります!
夏に向けて、痩せやすい体を手に入れましょう!