※少し長文ですが、お読み下さい。
現在の化粧品市場の宣伝方法や営業方法には「消費者が混乱してしまうのでは?」と思われる表現が多い為、
化粧品を製造販売している立場の私から、今回あえて化粧品のカラクリを投稿する事で、少しでも良い化粧品会社を見極めていただければと思います。
今回は「原料」のカラクリをお伝えさせていただきます。
ちまたでは、「ヒアルロン酸100%美容液!」とか「コラーゲンのみを使用!」という様な表現を使って商品を販売している会社が見受けられます。
弊社の化粧品工場ではOEM化粧品も受託していますので、原料から仕入れをしておりますが、一般的なヒアルロン酸やコラーゲンは原料の段階で、「エキス状」になっているので、濃度が100%ではありません。
※一部パウダー状の原料もあります。
※臍帯エキスは別です。
例えば・・
一般的なヒアルロン酸の原料は、「ヒアルロン酸:1%、水:98.2%、フェノキシエタノール:0.8%」の配合割合です。
このほとんどが水でヒアルロン酸が1%のものが「ヒアルロン酸原料」と呼ばれております。
また、コラーゲン原料は、全体量の0.3%がコラーゲンで、残りは水と防腐剤です。これがコラーゲン原料と呼ばれております。
※あくまでも代表的な例ですのでご注意下さい。
もうお分かりいただけたかと思いますが、原料をそのまま瓶に詰めたとしても、ヒアルロン酸100%ではなく、「ヒアルロン酸1%美容液」であり、「コラーゲン0.3%美容液」です。
もちろん、原料によっては「エキス状」ではないものも沢山ありますので、全ての商品に当てはまるとは言えませんが、化粧品の過剰な表現を鵜呑みにしない為の知識として知っておいていただければと思いますし、この様なカラクリはまだまだあります!!
現在、日本国内で化粧品製造販売業の認可を受けている会社は約3,000社あると言われております。
化粧品製造販売業ではなく、販売だけをしている会社を含めると、ものすごい数の化粧品会社があります。
その中で皆様が本当に良い化粧品をお選びいただけるお手伝いをする為に、これからも【化粧品のカラクリ】は連載していきます!!
最後に・・・
化粧品やプラセンタの事でご不明な事がありましたら、いつでも私にお申し付け下さい(^^)