今回は「花王さんの最新テクノロジー」を早速試してみましたので、それをお伝えします。
これは第二の皮膚を形成するというファインファイバー技術(積層型極薄膜形成技術)をスキンケアに応用したもので、フューチャースキンと呼ばれています。
第二の皮膚を形成するという「打ち出し方法」や、コマーシャルの「見せ方」によって、「人工皮膚」を作っているように見えますが、実際には少し違います。
簡単に言いますと、「もの凄く薄いパック」です。
使用方法をご説明します。
① 付属の「美容液」をお顔に塗ります。
② 機械から「皮膜」をつくる液体が噴射されます。
(新幹線と同じ速度で噴射されるので、糸のように見える)
③ 事前に塗った美容液を薄い皮膜で閉じ込める。(ラップ効果)
④ そのまま寝る
⑤ 朝になったら皮膜を剥がす。
美容液の成分をラップ効果によって夜中「閉じ込めておく事」で、お肌が潤うといった原理になります。
人工皮膚とは違いますが、非常に素晴らしい技術だと思います。
通常のパックですと、
・ 時間が経つと乾いてきてしまう。
・ 寝ている時に使ったら、いつの間にか外れてしまっている。
といった問題がありましたが、花王さんのフューチャースキンを使えば、夜中ずっと潤い成分をお肌に閉じ込めておくことが出来ます。
また、「湿潤療法」によって、お顔に出来た傷などを早く治すことも期待出来ると思います。
※ 湿潤療法とは?
従来は傷口にガーゼをあてて消毒をして治療する方法でしたが、ガーゼを当てずに傷口から出ている「汁」をそのまま閉じ込める方法。
その方が傷口が早く治り、傷跡が残りにくい。
最近は絆創膏もキズパワーパッドの様な形状が増えている。
今後、フューチャースキンは「創傷治癒」や「メイク」など様々な分野への応用が期待できます!
ただしっ!!
僕は一点だけ注意が必要だと思います。
少し難しい説明になるかもしれませんが、大切なことですので、最後までお読み下さい。
花王さんは薄い皮膜のことを「ヴェール」と呼んでいます。
そのヴェールをお肌に「貼付けておく方法」が注意点です。
お肌は通常ですとマイナスの電気を帯びています。
そしてヴェールはプラスの電気を帯びているので、お肌に貼付けておく事が出来るのとの事です。
マイナスとプラスがくっつく「磁石」と同じ原理です。
実は、この原理は「殺菌」にも使われる方法なのです。
お肌だけではなく、細菌やウイルスも表面はマイナスの電気を帯びています。
そこにプラスの電気を帯びている成分を塗ると、細菌やウイルスの表面の構造を変性させて「殺菌効果」になるのです。
人間のお肌もマイナスの電気を帯びているので、そこにプラスの電気を帯びている成分を塗ると、お肌を構成している「ケラチンタンパク」の構造を変性させてしまいます。
それが、お肌への「刺激」に繋がります。
つまり、フューチャースキンのヴェールを貼付けておく行為は、お肌への刺激も考慮しないといけません!
ですので、フューチャースキンは毎日使うというよりも、1週間に1回ほどの自分への「ご褒美」として使用されるのが良いと思います。
僕の私見ですが・・・。
という訳で、僕からのリポートは以上になります。