わたくし、宮田哲朗がコラムを書き続ける理由
それは・・・
化粧品選びを間違えて、「無駄なお金」を使ってしまった人を何とか救いたいという想いです!
せっかく高価な化粧品を購入しても、自分に合わなかった・・・
一生懸命に化粧品を使っていても、お肌が荒れてしまった・・・
キレイになれるとワクワクしながら化粧品を使っても、効果が出なかった・・・
などの方々を何とか救いたい、そして自分に本当に必要な化粧品に出会えるお手伝いが出来ればという想いで、毎週更新しています!
という訳で前置きが長くなってしまいましたが、
今回は「損をしない化粧品の選び方」をお伝えさせていただきます。
今回はクレンジングです!
よく、「このクレンジングはメイクが落ちない!」という話を耳にします。
せっかくクレンジングを購入しても、メイクが落ちなければ使わなくなりますので、「無駄なお金」を使ったことになってしまいますよね。
そんな方を救うために、必ず覚えていただきたい事をお伝えします。
それは・・・
「クレンジングはメイクに合わせて選ぶ!!」
です!
理由を解説する前に、少しだけ前置きを。
メイク方法は十人十色
メイクとひと事で言っても、人によっては
・ 下地の上にファンデーションを塗っている人
・ くずれにくいファンデーションとお湯で落ちるマスカラを塗っている人
・ 落ちにくい口紅と薄づきのファンデーションを塗っている人
などなど、メイク方法は十人十色です。
ですので、今回は「ファンデーション」に絞ってお話させて下さい。
あたなのクレンジング落ちない理由
クレンジングでファンデーションが落ちない理由は、主に2つあります。
①「油分が多いファンデーション」を「水分が多いクレンジング」で落とそうとしている。
②「水分が多いファンデーション」を「油分が多いクレンジング」で落とそうとしている。
「水と油」は馴染まないので、メイクが落ちないという結果になります!
だから、
◆油分が多いファンデーションを落とす際は、油分の多いクレンジングが必要!
◆水分が多いファンデーションを落とす際は、水分の多いクレンジングが必要!
です。
具体的な選び方
油分が多いファンデーションは「崩れにくいタイプ」のファンデーションです。
油分は汗をはじきますので、ファンデーションを崩れにくくする事が出来ます。
その為に崩れにくいファンデーションには「シリコン」というタイプの油性成分を多く配合します。
僕が市場調査をした結果も、崩れにくいタイプのファンデーションには殆どがシリコンをたくさん配合しています。
特にシリコンは「撥水性」が高く、さらに「さっぱり」しているという特徴がありますので、ファンデーションに適している油性成分です。
この沢山のシリコンが配合されたファンデーションを落とそうと思っても、水分が多いクレンジングを使ってしまうと、水と油は馴染まないです。
更に、シリコンは水を弾きますので、余計にファンデーションが落ちないという結果になってしまいます。
さらに具体的にお話します。
ファンデーションに配合されているシリコンで、非常によく使われている成分名は、
・ シクロペンタシロキサン
・ ジメチコン
の2つです。
クレンジングを選ぶ際には、ご自身のファンデーションのパッケージに記載されている「全成分表示」を確認して下さい。
そして、全成分表示の最初から2番目までに、「シクロペンタシロキサン」や「ジメチコン」と書かれているファンデーションをお使いの場合は、「クレンジングオイル」や「クレンジングクリーム」といった油分が多いクレンジングを選んで下さい!
【全成分表示例】
・水、シクロペンタシロキサン・・・、
・ジメチコン、水・・・・、
この場合は、クレンジングオイルかクレンジングクリームを選ぶ!
反対に、全成分表示の2番目までが水性成分のファンデーションは、油分が多いクレンジングは馴染みにくいので、落ちにくいという結果になります。
ですので、全成分表示の2番目までに、「グリセリン」や「BG」、「ヘキサンジオール」などの水性成分が配合されたファンデーションをお使いの場合は、「クレンジングジェル」や「クレンジングミルク」といった水分が多いクレンジングを選んで下さい!
【全成分表示例】
・水、BG・・・、
・水、グリセリン・・・、
この場合はクレンジングジェルかクレンジングミルクを選ぶ!
以上の2つをしっかりと実行していただければと思います。
メイクが中々落ちないと、お肌を「擦り過ぎ」てしまいますので、その事で余計にお肌のトラブルに繋がってしまいます。
クレンジングに「無駄なお金」を使ってしまうだけではなく、お肌が荒れてしまっては本当に残念ですよね・・・
今回の選び方が100%ではなく、他の成分が配合されている場合もありますが、多くのファンデーションが上記の様な構成で作られていますので、大切な目安にはなるはずです!
是非ともご自身やお客様のクレンジング選びの参考にしていただければと思います