今回はアトピー肌や敏感肌の方にお勧めの化粧品成分と、それを選ぶ際のポイントをお伝えさせていただきます。
まず、お勧めの成分は「セラミド」です!
この成分はメジャーな成分なので、ご存知の方が殆どかと思いますが、少しだけ説明させて下さい。
セラミドは人間が元々持っている保湿成分
元々、人間の肌に備わっている「保湿成分+バリア機能」は3つあります。
・ 皮脂膜
・ 天然保湿因子(NMF)
・ 角質細胞間脂質
この3つが備わっていることで、肌の乾燥を防いだり、外部からの異物(ウイルスや細菌など)の侵入を防ぐ事が出来ます。
反対に、3つが不足することで、肌内部の水分が蒸発してしまうだけではなく、外部から異物が侵入しやすくなり、その事で肌が痒くなったり、炎症を引き起こしたりしてしまいます。
残念ながらアトピーや敏感肌の方は上記の3つが不足していることも原因の1つです。
そして、上記3つのうち最も保湿力やバリア機能が高いのが「角質細胞間脂質」です。
その角質細胞間脂質の大部分を占めているのが「セラミド」です。
ですので、アトピーや敏感肌の方は化粧品成分のセラミドをお肌に補ってあげることで、保湿力を高めて、更にバリア機能を強化してあげることができます!
ここからが本題です。
セラミドには色んな種類がある
化粧品に使われるセラミドは3つに分類されます。
① ヒト型セラミド
② 植物セラミド
③ 疑似セラミド
この中で最も人間のセラミドに近くて、お肌に馴染みやすいのが「①ヒト型セラミド」になります。
ですので、ヒト型セラミドが配合されている化粧品がお勧めです✨
ヒト型セラミドの選び方
実は化粧品各社は
ヒト型セラミドでも、
植物セラミドでも、
疑似セラミドでも、
ひとくくりに「セラミド配合」と言っているのが現状です💦
では?
ヒト型セラミドが配合されている化粧品をどの様に選べばいいのか?
ヒト型セラミドの成分名は、
・セラミドAP
・セラミドEOP
・セラミドNG
などの様に、セラミドという言葉の後に「アルファベット」が付いています!
という訳で・・・
いつもお伝えしている様に、まず化粧品のパッケージに記載されている「全成分表示」を確認して下さい。
そして、「セラミド+アルファベット」が記載されている化粧品を選んで下さい👍
※ 今回の投稿は、植物セラミドや疑似セラミドを否定している訳ではないという点をご理解下さい。植物セラミドや疑似セラミドにも良い点はあります。
最後に・・・
僕が元々アトピーだったので、同じ様な症状に悩んでいる人の気持ちは少しは分かるつもりです。
僕がコラムを更新している理由の1つは、正しい化粧品の情報を多くの人に知っていただく事で、アトピーに悩んでいる人を1人でも減らせればという思いがあります。
ですので、これを読んでいただいている皆様がこのコラムを拡散していただくと非常に有難いです!
そして、お客様やお知り合いなどにアトピーに悩む方がいらっしゃったら、是非とも今回の情報をお伝え下さいm(_ _)m