ニキビやシミになる原因の1つとして炎症が挙げられます。
病気の原因としても炎症という言葉がよく出てくるので、炎症は悪者のイメージがあるかと思います。
それでは、炎症とは?
炎症のおさらい
身体にウイルスや細菌が侵入したり、損傷を受けた時に、その原因を取り除いて「正常に戻す免疫反応の事」を言います。
つまり、炎症は身体を正常な状態に戻す働きのことを言います。
炎症と聞くと何となくお肌や体に悪そうと思われがちですが、実は良い働きをしてくれるのですね!
ただ、この炎症は大きく3つのパターンがあり、良い炎症と悪い炎症があるのです。
炎症の種類
①「急性炎症」
体内にウイルスなどの異物が侵入すると、サイトカインという生理活性物質が放出されます。
そしてサイトカインは白血球の一種であるマクロファージや顆粒球などに集合をかけて、それらがウイルスなどに攻撃をすると同時に、ウイルスを除去したり、死んだ細胞も除去してくれます。
体内からウィルスが無くなればマクロファージや顆粒球は解散して、細胞も再生されて、元の正常な状態に戻ります。
こうした炎症は一時的におこってやがて収束することから「急性炎症」とよばれ身体にとっては悪者どころか「味方」です。
では悪者の炎症とは?
②「慢性炎症」
慢性炎症は、体内に侵入した異物を排除出来ずに炎症が続いたり、異物が無いのに免疫システムが暴走し、正常な細胞まで攻撃してしまう状態を「慢性炎症」と言います。
③「加齢炎症」
細胞が老化すると炎症の引き金になるサイトカインを多く放出してしまいます。
そうすると、慢性炎症と同じ様に免疫システムが暴走し、正常な細胞まで攻撃してしまい、この状態を「加齢炎症」と言います。
実は・・・
太っている人は、加齢炎症を引き起こしやすいのです・・・。
中性脂肪を蓄える「脂肪細胞」が膨張し、どんどん大きくなっていくと加齢炎症と同様の現象がおこると言われております。
加齢炎症を防ぐには、痩せることも大切なんです!
これらの悪者の炎症を防ぐ上で、最もお勧めな成分が、「n−3系脂肪酸」の脂質です。
n−3系脂肪酸には、炎症を抑えてくれるといった直接的な働きと、中性脂肪を抑えるという働きがあるのです!
一石二鳥ですね!