マスクによって「肌荒れ」を起こしてしまう人が沢山いらっしゃるので、マスクによる「肌荒れ対策法」が色んなところで取り上げられています。
今回お届けする内容は、肌荒れよりも恐ろしいかもしれない・・・
マスクによって引き起こされる【肝斑の悪化】についてお話させていただきます。
まず、肝斑のおさらい
【肝斑とは?】
主に、ほほ骨や目尻の下あたりに左右対称ある「モヤっとした」薄い褐色のシミのこと言います。
【原因は?】
女性ホルモンの乱れが原因とされています。
ただし、完全には解明されていません。
【年齢は?】
30〜40代に発症することが多く、高齢になってから発症することはありません。
(だいたい50代後半までと言われています)
【治療法は?】
様々な方法がありますが、代表的なものはトラネキサム酸の内服や、ビタミンCやハイドロキノンを塗ったりします。
レーザーでは悪化する場合もありますので、注意が必要。(レーザーの種類による)
そして・・・
肝斑は【刺激】によって濃くなってしまうことが分かっています!
肝斑も他のシミ(老人性色素斑や炎症後色素沈着など)と同様に、「メラニン色素」が原因です。
このメラニン色素は、刺激からお肌の内部を「守る為」に作られるものです。
※ 老人性色素斑は、「紫外線」という刺激からお肌の内部を守る為に作れる。
※ 炎症後色素沈着は、「火傷や虫刺され」などの刺激をきっかけにした「炎症」を引き金にメラニンが作られる。
つまり、メラニン色素は皮膚に刺激を受けると作られるものになので、肝斑も刺激によってメラニン色素が作られて濃くなってしまうのです・・・💦
なので、肝斑の人は「紫外線」をカットして、クレンジングなどの「擦り過ぎ」には注意しましょうと言われます。
ここから本題です!
マスクによって肝斑になる理由
では何故、マスクによって肝斑が悪化するのか?
① マスクと皮膚の「擦れ」や「摩擦」
擦れや摩擦によって刺激になり、肝斑が濃くなってしまう。
② マスクが発する「静電気」
静電気の刺激によって、肝斑が濃くなってしまう。
特に「不織布」のマスクは静電気を発しやすいので、肝斑を気にされる方は、「布」マスクが良いです。(これは大事です)
これらのマスクによる刺激が「肝斑が濃くなる理由」の1つでもあるのです。
では、どうすれば良いのか?
マスクをしない訳にはいきませんので、しっかりと「対策」をお伝えさせていただきます。
マスクによる肝斑を防ぐ方法
【抗炎症作用】の成分が配合されている化粧品を、「朝」に使いましょう!
※マスクをする前に塗りましょう。
メラニン色素は、マスクの摩擦や静電気などの刺激から引き起こされる「炎症」によって作られます。
という事は、炎症を抑えてあげれば、メラニン色素は作られにくくなります!
(肝斑が濃くなるのを防ぐことができます)
だから、抗炎症作用のある化粧品がお勧めです!
是非とも今の時期だからこそ、試してみて下さい。
ちなみに、「抗炎症作用」のある化粧品成分は、
・ アラントイン
・ アーチチョーク葉エキス
・ イチョウ葉エキス
・ カンゾウ根エキス
・ グリチルリチン酸2K
・ ヨクイニンエキス
・プラセンタエキス
がよく使われます!
ご自身やお客様の化粧品にこれらの成分が配合されているのかを確認して下さい。
早くマスクがいらない日常に戻る事を願っています✨