ざっくり言うと・・・
・洗顔の時間を10秒以内に
・油脂を避ける
・抗炎症成分を選ぶ
ニキビの原因の1つは「過剰な皮脂」ですので、皮脂をしっかりと取る為に、一生懸命に「洗顔」をしている人は多いと思います。
しかし、長時間の洗顔は逆効果になります!
長時間の洗顔は、お肌のpHをアルカリ性にしてしまいます。
(お肌にはアルカリ中和能がありますが、長時間の洗顔は気をつけましょう)
お肌がアルカリ性になると、お肌が乾燥するだけではなく、悪玉菌の黄色ブドウ球菌が増えてしまいます。
この黄色ブドウ球菌はお肌に炎症を引き起こしてしまうのです。
更に、黄色ブドウ球菌が増えると、ニキビの原因菌であるアクネ菌も増殖して、炎症を引き起こします。
つまり、一生懸命に洗顔をすればする程、炎症を引き起こして、ニキビに繋がってしまいます。
ニキビに悩む人は、洗顔時間をなるべく短く(10秒くらい)しましょう!
(洗顔に時間をかけてしまう気持ちは分かりますが・・・)
そして、ニキビに悩む人は化粧品に配合されている油分(油性成分)に気をつけている人が多いと思います。
これは半分正解で、半分不正解です!
油分でも避けた方が良い油分と、問題ない油分があります。
避けた方が良い油分は、「油脂」というタイプです。
油脂は人間の皮脂に使いという特性があり、クリームなどをお肌に馴染ませてくれるという良い点があります。
反対に、ニキビの原因菌のアクネ菌のエサになってしまうという悪い点もあるのです。
油脂が配合されたクリームなどを塗ると、アクネ菌が増えてしまう可能性があります。
油脂は、主に植物の「種」や「果実」から採れる油です。
(動物からも採れます)
成分名では、
・オリーブ果実油
・ヒマワリ種子油
・マカデミアナッツ油
・ココナッツ油
・ヤシ油
・馬油
など、植物の種や果実の名前が入ったものが多いです。
ご自身やお客様がお使いの化粧品に、油脂が入っていないものを選びましょう!
(あくまでニキビに悩んでいる人だけです。)
最後に、有効成分(機能性成分)でお勧めのものを挙げます。
ニキビは炎症によって引き起こされますので、抗炎症成分がお勧めです。
・グリチルリチン酸2K
・カンゾウ根エキス
・ソメイヨシノ葉エキス
・ヨクイニンエキス
・アラントイン
あとは、
・プラセンタ
・ビタミンC
これらの成分が配合された化粧品を選びましょう!