大手化粧品会社がシワ改善化粧品に続々と参入してきています。
シワ改善化粧品市場
元々、日本では化粧品においてシワに対しての効果効能の表現は認められておりませんでした。
しかし、2017年にポーラが開発した化粧品(医薬部外品)が日本で初めてシワに対しての効果効能表現の認可を受けました。
それ以降、資生堂、コーセー、カネボウ、花王、P&Gなどの大手化粧品会社が続々とシワ改善化粧品の認可を受けており、今ではシワ改善化粧品は巨大な市場規模になっています。
そのシワ改善化粧品で認可を受けている成分は3つあります。
シワ改善成分の種類とメカニズム
【ニールワン】
表示名称:三フッ化イソプロピルオキソプロピルアミノカルボニルピロリジンカルボニルメチルプロピルアミノカルボニルベンゾイルアミノ酢酸Na
(成分名が長過ぎ・・・笑)
作用:好中球エラスターゼ(真皮のエラスチンなどを分解してしまう酵素)を阻害して真皮の構造を守る
お勧めの人:シワになりたくない人(シワの予防の成分)
【純粋レチノール】
表示名称:レチノール
作用:ヒアルロン酸の産生を促進する。ターンオーバーを促進する。
お勧めの人:シワになってしまった人(シワの改善の成分)
【ナイアシンアミド】
表示名称:ナイアシンアミド
作用:コラーゲンの合成を促進する。線維芽細胞の増殖を促進する。
お勧めの人:シワになってしまった人(シワの改善の成分)
上記の3つがシワに対しての効果を認められた成分になします。
実は・・・
ニールワン以外の、レチノールやナイアシンアミドは、新しく開発された成分ではなく、昔から化粧品に使われていた成分なのです!
つまり、レチノールとナイアシンアミドが配合された化粧品を選ぶ事で、シワへの効果が期待できるとも言えます!
わざわざ、高額なシワ改善化粧品を購入しなくても、レチノールやナイアシンアミドが配合されている化粧品を選べば良いとも言えます!
(ただし、配合量は各社バラバラですので、その点はご了承下さい)
また、ニールワンの、
「好中球エラスターゼ(真皮のエラスチンなどを分解してしまう酵素)を阻害して真皮の構造を守る」
という作用は、同じ様な働きをする成分が他にもあります。
それは、プラセンタです。
プラセンタは、
「コラゲナーゼ(真皮のコラーゲンを分解してしまう酵素)を阻害して真皮の構造を守る」
という働きがあります。
つまり、ニールワンの代わりにプラセンタを選んでいただいても良いと言えます。
皆様、是非とも賢く「シワ改善化粧品」を選んでいただければと思います!