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BJオンラインサロン
はじめました!

美容関係者は絶対に知っておくべき、「シミ」ができる新メカニズム

美容に携わっている方は、「絶対に知っておくべき内容」ですので、是非とも最後までお読み下さい。

 

2020年10月に開催された国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)の世界大会で「ポーラ」さんが、シミができる原因で「新たなメカニズム」を発表しました!

 

そのキーワードは・・・

 

神経です!

 

まずはシミができるメカニズムのおさらい

お肌に「紫外線」があたると、

①表皮内で「情報伝達物質」がつくられる

②情報伝達物質が「メラノサイト」(メラニンをつくる工場)に届く

③メラノサイト内で「チロシン」と「チロシナーゼ」が混ざる

④「メラニン色素」という黒い物質が作られる

⑤メラノサイトからケラチノサイト(表皮の細胞)にメラニン色素が運ばれる

⑥ケラチノサイトにメラニン色素が注入される

⑦メラニン色素が排泄されずに残ってしまう。

 

これが、シミができるメカニズムですので、シミの原因は「紫外線」になります。

 

という事で、ポーラさんは仮説を立てました。

 

ポーラさんの仮説

シミの原因が紫外線なのであれば、紫外線の量とシミの量は「比例関係」にあるのでは?

そして、紫外線が多く当たる場所ほど、シミができてしまうのでは?

 

この仮説を元に、お顔の中で最も紫外線が当たる場所を調べたところ・・・。

 

なんとっ、「額」だったのです。

 

これは少しおかしいですよね?

 

紫外線がシミの原因なのであれば、紫外線が最も当たる「額」にシミができるはずですが、額にシミがある人は殆どいませんよね。

 

多くの方は「目尻」や「頬」にシミができるはずです。

 

この検証結果からシミの原因は紫外線「だけ」ではないということが分かりました。

 

次に、シミができやすい「頬」などの皮膚を検証したところ・・・

 

シミができやすい部分には「神経」が集まっていることが分かりました!

反対に、シミができにくい額や顎には神経が少ないことも分かりました!

 

さらに検証を進めていくと、シミができやすい場所はメラノサイト(メラニンをつくる工場)と神経が「接触している」ことが分かったのです。

 

つまり、シミができるには、メラノサイトと神経が1セットになっています。

(メラノサイトと神経が接触するとメラニン色素が作られる)

 

だから、神経が多い頬にはシミが多く、神経が少ない額や顎にはシミが少ないのです!

 

これは新たな発見です!

 

このポーラさんの発表を元に、新たな「シミケア方法」をお伝えさせていただきます。

(紫外線カットは大前提です)

 

仮説を元にしたシミケア方法

神経がメラノサイトと接触するとシミができてしまいますので、神経が接触しない様にする必要があります。

 

皮膚に「刺激」を与えると、神経が伸びていきメラノサイトと接触します。

 

つまり、シミケアにとって大切なことは「刺激」を減らすことです。

 

今までも刺激によってメラニンが作られることは分かっていましたが、ポーラさんの発表によって、今まで以上に刺激に対して深く理解することが出来ました。

 

このサイトを読んでいただいているクリニックやエステサロンの方に、特に気をつけていただいたいことをお伝えします。

 

それは・・・

 

「痛みを与えてしまう」タイプの「エレクトロポレーションの美顔器」です。

 

エレクトロポレーションの注意点

エレクトロポレーションは、お肌に電気を与えることで、一時的にバリア機能をゆるめて有効成分をお肌に導入する方法です。

 

しかし、その電気によってお肌に「痛み」という刺激を与えてしまうと、神経が伸びてしまいメラノサイトと接触してメラニンがつくられて、シミになってしまいます。

 

お肌をキレイにする目的で、エレクトロポレーションを使ってもシミができてしまっては本末転倒ですよね。

 

エレクトロポレーションは非常に優秀な美顔器です。

 

でも・・・

 

必ず「痛みが出ない」ものを選んで下さい。

または・・・

「痛みが出ない」出力で施術をして下さい。

 

マスクなどの刺激によって、シミが濃くなってしまう方、肝斑が濃くなってしまう方が増えている印象があります。

 

是非とも、その様な方々に「痛みが出ないエレクトロポレーション」で、キレイにして差し上げて下さい!

(他にも痛みを伴う施術には気をつけましょう)

 

今回のお話は、とても大切なことですので動画でも解説させていただきました。

是非ともご覧ください。

https://youtu.be/kTRXlw-H_bI