コエンザイムQ10とは
コエンザイムQ10とは、もともと生体内に存在している補酵素の一つで、別名「ユキノビン」ともいわれています。
補酵素とは、体の新陳代謝を高めたり、有害物質を体外に排出したり、傷の治りを早くしたり、免疫力を高めたりする酵素の働きを助ける成分で、低分子有機化合物といわれています。
補酵素は、ビタミンから作られるビタミン様化合物で、もともと、コエンザイムQ10はビタミンQともいわれていました。
発見は、アメリカとイギリスで、それぞれが別々に見つかりましたが、のちに同じものであることがわかっています。
コエンザイムQ10に期待できる効果について
コエンザイムQ10に期待できる効果は、
- 抗酸化効果
- シワの予防効果
- むくみの改善
- 血流を良くする効果
- 新陳代謝を高める効果
となっています。
コエンザイムQ10は、もともとビタミンQといわれていたように、ビタミンと同じような働きから抗酸化作用があるといわれています。
抗酸化とは、紫外線などの外的刺激やストレス、運動不足などから発生する活性酸素から肌を守ることです。
活性酸素が増えると、体が疲れやすくなったり、肌では、シワやたるみ、シミ、くすみなどのさまざまな老化現象が現れます。
また、コエンザイムQ10は、血流を良くして新陳代謝を高めることから、肌のターンオーバーを促して、むくみを予防し、若々しい肌に導いてくれるといわれています。
コエンザイムQ10は、もともと生体内に存在する成分ですが、20歳をピークに徐々に減っていき、40歳をすぎると生成量が大幅に減るいわれていることから、配合されている化粧品が開発されています。
コエンザイムQ10の副作用について
コエンザイムQ10が配合されている化粧品を使用しての副作用は、今のところ報告されていません。
ただ、サプリメントとして多量に摂取した場合には、胃部不快感、食欲不振、吐き気、下痢、発心などの副作用が現れることがあるので注意が必要です。
最後に
コエンザイムQ10は、優れた抗酸化作用により、肌の老化を予防する成分といわれていますが、日本国内で認められている最大配合量は100gに対し、ほんの少量である0.03gとなっています。
化粧品メーカーによっては、100gに対して最低でも0.1g配合できないと効果は出ないだろうという考えを持っているところもあるので、コエンザイムQ10の化粧品選びには慎重になった方が良さそうです。