【ピーリング(角質ケア)とは】
肌は細胞でできています。肌の表面には「角層」という層があり、肌を外敵から守っています。角層には「角層細胞」が並び、その隙間を「細胞間脂質」が埋めています。角層は、役目を終えると老化角層となり、自然に剥がれ、剥がれたことを合図として、肌の奥から新しい細胞が生まれてきます。この繰り返しをターンオーバー(新陳代謝)と言います。これにより、肌は健康な状態を保っていられるのですが、乾燥などの影響、加齢やストレスで、不要になった細胞が剥がれにくくなります。肌に老化角層溜まってしまうと、鍋に蓋をしているような状態となり、化粧水が肌へうまく浸透しなくなり、乾燥を招き、バリア機能を低下させます。また、老化角層は、お肌にとって重いものとなりますので、重みに耐えれずたるみやしわの原因となります。そのような状態を防愚ため、バリア機能の高い、美しい肌を保つのが「ピーリング(角質ケア)」です。
【ピーリングの効果】
老化角層を取り除くことで、次のような効果があります。
・乾燥を防ぎ、バリア機能を高めることができる
老化角層を取り除くことで、化粧水等の保湿成分を肌へ吸収しやすくなります。栄養を補うことができるようになるため、バリア機能を高めることができるようになります。
・しわやたるみの改善へ繋げることができます。
お肌にとっては、重みのある角層を取り除くことで、スッキリ軽くなります。重みを取り除くことで、たるみのないお肌へ導き、たるみによって生まれたしわの改善へも繋がります。
・お肌のトーンを明るくする効果
くすみも、老化角層が原因となっていることがあります。老化角層といっても、垢ですから、若干ですが灰色のような色をしています。つまり、その灰色の垢がお肌にのっていると思っていただくと、くすみの原因がわかると思います。老化角層を取り除くことで、くすみが改善され、肌が明るく見えるようになります。
【ピーリングを避けたいタイミング】
・日焼けの前後
日焼けの前の注意点としては、ピーリングをしてしまうことで、お肌が紫外線を直接で浴びてしまう点です。角層があることで、お肌を紫外線から守っています。
日焼けしたあとの注意点としては、紫外線でダメージを受けたお肌は、敏感になっています。敏感になっているお肌への影響は下記の通りです。
・肌が荒れているとき
お肌は弱酸性と言われています。ピーリングをする場合、酸性の製品を使ったり、スクラブという成分を使って角層を取り除いたりします。お肌が荒れている時には、成分に敏感に反応する場合があるので注意が必要です。