エッセンシャルオイルとは
エッセンシャルオイルとは、精油とも呼ばれ、花や葉、樹皮、種子などに存在する天然の揮発性の油で、それぞれ特有の芳香成分が凝縮されて含まれています。
天然純度100%のものだけがエッセンシャルオイルと呼ぶことができ、合成香料などを使用したアロマオイルやフレグランスオイルなどとは明確に区別されます。
このエッセンシャルオイルをさまざまな方法で使用して、心身に働きかける自然療法がアロマテラピーです。
アロマテラピー目的に使用されるエッセンシャルオイルは、100種類以上あるといわれており、香りによって性質や働きは異なります。
エッセンシャルオイルの効果について
エッセンシャルオイルの効果には、ストレス緩和など精神的な働きをしたり、内臓機能や免疫力を高めて身体の不調を改善したり、美肌効果やダイエット効果もあったり、オイルの種類によってさまざまです。
具体的な効果と代表的なエッセンシャルオイルには、以下のようなものがあります。
不眠
ラベンダー、オレンジスイートなど
ストレスを和らげる
イランイラン、ネロリ、ゼラニウム、サンダルウッドなど
集中力アップ
ペパーミント、グレープフルーツ、ローズマリーなど
風邪予防
ラベンダー、ユーカリ、ティーツリーなど
花粉症
ペパーミント、ユーカリ、ティーツリーなど
冷え性
ローズマリー、サンダルウッド、マジョラムなど
スキンケア
ラベンダー、ローズマリー、ゼラニウム、ネロリなど
ダイエット
グレープフルーツ、フェンネル、サイプレスなど
エッセンシャルオイルの副作用について
エッセンシャルオイルは、指示通りに適切に使用した場合、副作用はほとんどありません。
しかし、オイルによっては、毒性(内臓や神経組織に重大な影響を与える)、光毒性(紫外線に当たると皮膚に炎症や色素沈着を起こす)、刺激性(紅斑、浮腫、痛みなど)、感作作用(皮膚のアレルギー反応)があります。
このようなオイルを使用する前には必ずパッチテストを行い、使用する際は希釈をして、少量から様子を見ながら使うようにしてください。
エッセンシャルオイルの使用方法
エッセンシャルオイルは、さまざまな使い方をすることができます。
手軽に効果を得たい場合は、芳香浴がおすすめです。エッセンシャルオイルをハンカチに数滴含ませたり、ディフューザーで拡散させたりして、香りを嗅ぐことで効果があります。
アロママッサージでは、植物性のキャリアオイルにエッセンシャルオイルを加えたものを使用します。
お風呂にエッセンシャルオイルを数滴加えて、よくかき混ぜ拡散させてから入浴するアロマバスもおすすめです。