カッピング

カッピングで期待できる美容効果について

カッピングは、カップで肌を吸い上げることで、毛細血管などに溜まっているドロドロとした血液(於血)を表面に吸い上げ、老廃物を体外に流れやすくする施術です。

中国の伝統的な民間療法の一つで、「吸玉」や「バンキー」とも呼ばれています。

カップにより、1時的に肌を吸引することで、これまで滞りやすかった血流を流していくので、

に期待ができます。

こうすることで、手だけのマッサージではほぐしきれない厚くなった筋肉などもほぐされるので、体を使ったハードな職業の方や、アスリートの方たちにも利用されています。

また、カッピングの施術を続けることで血液の循環が良くなるので、酸素や栄養が体の隅々までいきわたらせることが期待できるので、疲れやすい方にもおすすめされています。

美肌効果では、血流がよくなることで、肌にハリが出たり、乾燥を防ぐ効果も期待されています。

家庭でも使用方法を守れば自分で施術をすることができます。

カッピングの施術をする際には、背中やお腹などに数個のカップをのせて、カップの内部が真空状態になるように吸着させていきます。

カップを真空状態にするためには、カップの中にアルコール類を塗ってから線香などの火を使用したり、カップを専用の器具につないで、中の空気を手動や電動で抜いていくやり方があります。

カッピングの時間は、15分～20分くらいで、皮膚が吸い上げられたらカップを外します。

施術の後は、カップの跡が赤く残りますので、露出の多い服装は避けた方がよいといわれています。

カッピングは、初めての方などで筋肉が固くなっている方は、つねられているような強い痛みを感じることがあります。

また、痛みを感じやすい状態であればあるほど、カップの跡が残りやすく、跡が消えるまで数日から、長いと10日間かかることがあります。

そのため、夏で露出の多い服装をするときや、水着になる機会がある場合の前には、10日以上の間隔を開けて施術をすることがおすすめされています。

早く跡を消したい場合には、温かいお風呂に入ってから冷たい水を浴びることを繰り返すことがおすすめされていますが、高血圧など体調に問題がある場合には自然に跡が消えるのを待つようにしましょう。