黒酢とは
黒酢とは、JAS法で決められた原料のみを使用し、発酵や成熟によって褐色もしくは黒褐色に着色したお酢のこと。
黒酢は玄米を原料としており、一般的なお酢と比べるとビタミンやミネラル、アミノ酸が豊富に含まれます。
そのため、ツンっと鼻をつくような香りはなく、コクとまろやかな味わいが特徴。
料理に使うことはもちろん、おいしく飲めるお酢として健康を意識する人からも人気を集めています。
黒酢の効果について
お酢の主成分である酢酸には、さまざまな健康をもたらす効果に期待できます。
それに加えて玄米を原料とする黒酢は、アミノ酸も豊富に入っているので、より高い健康や美容効果に期待できると言われています。
- 肌や髪質の改善
- ダイエット
- 生活習慣病予防
- 便秘解消
- 二日酔いの予防
- 疲労回復
黒酢は、強力な抗酸化力のあるメラノイジンが含まれているため、細胞の酸化を防いで肌や髪の毛を若々しく保ちます。
お酢全般に含まれる酢酸は血糖値の上昇を抑え、脂肪をつきにくくさせたり、高血圧や高コレステロールを改善する効果に期待できます。
また、アルコールの吸収を穏やかになるので、お酒を飲む前に飲んでおくと二日酔いの予防になります。
ほかにも腸内の悪玉菌を抑え、腸の蠕動運動を活発にさせ便秘改善の効果にも期待できます。
そして、酢酸は体内でクエン酸に変化するので、疲労回復や尿路結石の予防などにもつながります。
黒酢の副作用について
黒酢も含め、お酢には『酸』が含まれているので、溶かす作用を持っています。
毎日摂取する場合、原液のままで飲んでいると歯のエナメル質を溶かして酸蝕歯(さんしょくし)になることもあります。
酸蝕歯は、歯がしみたり虫歯ができやすくなったり、歯を失ってしまうなど歯周病に匹敵する現代病の1つと言われています。
また、胃腸の弱い人は黒酢の酸で刺激され、胃痛を引き起こすこともあります。
黒酢の摂取方法
黒酢は、調味料として使ったりドリンクとして飲んだり、サプリメントでも摂取することができます。
健康を意識して摂取するなら、1日20~30mlの摂取量が目安です。
食事中に摂取すると血糖値の上昇を抑えられ、運動前に摂取すると効率的にダイエットすることができます。
ただし原液のまま飲むと歯や胃を荒らしてしまうので、1日3回に分けて多めの水や炭酸水と割って飲むのが良いでしょう。
黒酢ドリンクを飲んだ後は、うがいや歯磨きをして酸蝕歯を予防してください。