スピルリナとは
スピルリナは、35億年以上前から地球上に存在していると言われる藻の一種。
全長0.3~0.5㎜と小さいながら、真夏の強い日差しにも負けずに増え続ける生命力の強い植物です。
植物でありながらタンパク質やアミノ酸の割合が多く、鉄やビタミンなども含まれ、肉や卵に匹敵する栄養価があります。
高い栄養がバランスよく含まれ、体内での消化吸収にも優れます。
多くの健康や美容効果に期待できることから『スーパーフードの王様』と言われ、栄養補助食品として取り扱われています。
スピルリナの効果について
スピルリナに含まれる豊富な抗酸化成分や葉緑素などによって、さまざまな健康効果に期待できます。
- アンチエイジング
- 生活習慣病予防
- 免疫力の向上
- 貧血予防
- 抗ウィルス抗アレルギー
- ダイエット
スピルリナには新しい細胞をつくるために必要な『核酸』という成分が含まれています。
核酸は老化を予防したり傷ついた細胞を修復してあらゆる病気を防ぐ効果に期待ができます。
また、フィコシニアン、クロロフィル、カロテノイドなど抗酸化成分により、アンチエイジングや免疫力も高まります。
そして人間が体内でつくることのできないすべての必須アミノ酸がスピルリナに含まれています。
必須アミノ酸は基礎代謝をあげて脂肪燃焼を促進させるので、ダイエット効果にも期待ができます。
さらにスピルリナに含まれる硫酸化多糖は、はしか、インフルエンザA型、HIVなどのウィルスの複製を阻害するはたらきがあります。
スピルリナの副作用について
スピルリナは50種類以上の栄養素を含むため、アレルギーが出る場合もあります。
はじめてスピルリナを摂取した場合、腹痛、下痢、便秘やニキビなどの発疹が出ることもあるようです。
光過敏症や吐き気、眠気など普段と違う症状が出たら摂取を控えてください。
また、抗血栓薬を服用している人は薬の効果を弱めてしまうため摂取を避けましょう。
授乳中や妊婦さんも胎児や赤ちゃんに安全であることが証明されていないので、スピルリナの摂取はおすすめしません。
スピルリナの摂取方法
スピルリナは粉末やサプリメント、生タイプなどで摂取することができます。
1日の推奨量の目安は2~6g程度ですが、商品によってスピルリナの含有量が違います。
サプリメントは15~30粒、粉末は小さじ1杯程度、生タイプは1日50gが目安とされているので、各メーカーの推奨量を守りましょう。
また、はじめてスピルリナを取る場合は、少量から摂取してください。
スピルリナの風味はホウレンソウやとろろ昆布に近いと言われているので、みそ汁やスムージーに入れると飲みやすくなります。