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イチョウ葉エキス

イチョウ葉エキスとは

「イチョウ葉エキス」は、乾燥したイチョウの葉から有効成分を抽出したものです。イチョウは、読者のみなさんも馴染み深い植物だと思いますが、もともとは中国原産の落葉樹で、イチョウ葉には「フラボノイド」「テルペノイド」「プロアントシアニン」などの成分が含まれています。日本国内でも、イチョウ葉エキスを主成分としたサプリメントがいくつも販売されています。

認知機能の改善に有効性が証明

イチョウ葉エキスの有効成分のうち、「フラボノイド」と「テルペノイド」は、脳内において「活性酸素」から私たちを守ってくれる効果があります。
ヒトの脳は酸素消費量の多い臓器であることから、常に活性酸素から障害を受けるリスクを有しています。活性酸素は脳にとっても有害な物質で、脳出血や脳梗塞などの脳血管障害の発生にも大きく関わるとされます。
イチョウ葉エキスに含まれる「フラボノイド」や「テルペノイド」は、この活性酸素による脳へのダメージを軽減するとともに、脳血流を改善させる効果が報告されていることから、ヒトの認知機能を改善する効果が期待されています。
認知機能のなかでも、特に記憶力を維持する効果が高いとされるので、加齢に伴う記憶力低下に効果的な成分と言えます。
また、認知機能が障害される疾患である「認知症」にも、イチョウ葉エキスは有効性が認められています。認知症の諸症状を改善したり、進行を遅らせたりする効果に期待できるのです。

末梢循環を改善する作用もある

イチョウ葉エキスに含まれる「ギンコライドB」には、「血小板活性抑制作用」が期待できます。「血小板」は血液中の成分の一つで、主に出血時の止血と凝固に関与する細胞成分です。そのため、出血時には欠かせない細胞なのですが、血小板活性が強すぎると「血栓」などが形成されやすく、「動脈硬化」を引き起こす一要因になるのです。
ギンコライドBは、特異的な作用で血小板活性を抑制する効果が確認されており、特に下肢の動脈硬化が原因で発症する「閉塞性動脈硬化症」に有効的とされます。閉塞性動脈硬化症は、下肢への血流が不十分なため、歩行時の足の痛みが強く、連続した長時間歩行ができない特徴がありますが、イチョウ葉エキスの摂取によって、症状改善の効果が期待できるのです。

イチョウ葉エキスの副作用は?

イチョウ葉エキスは比較的安全性の高い成分です。軽度の副作用としては頭痛・発疹などの報告があります。
アメリカの研究では、イチョウ葉エキス摂取中に「脳出血」を発症した症例が報告されていますが、他国での報告はなく、はっきりとした因果関係は証明されていません。