プロテオグリカン

プロテオグリカンとは

プロテオグリカンとは、糖分とたんぱく質の複合体で、でんぷんが主な複合糖質の一種です。

お肌の水分量を維持するために必要な成分で、コラーゲンやエラスチンとともにお肌のハリを保つといわれています。

また、類似物質としてはヒアルロン酸がありますが、プロテオグリカンはヒアルロン酸の1.3倍の保水力があるといわれています。

プロテオグリカンが含まれている食品は、魚や牛などの軟骨ですが、食品として摂取する場合には熱を通すことで、性質が変わってしまうことがあります。

そのため、低温調理をすることが必要ですが、なかなか難しい場合にはサプリメントで摂取することがおすすめされています。

プロテオグリカンは、期待されている高い保湿効果から多くのサプリメントや化粧品に配合されています。

サプリメントは、プロテオグリカンのほかにビタミンやコラーゲンといった成分が含まれているものが多く、お肌の潤いや、ハリを保つ目的で使用されています。

また、化粧品はべたつきが少なく、さらっとした使用感となっていて、ヒアルロン酸よりも高い保湿力が期待された商品が多く販売されています。

プロテオグリカンは、年齢を重ねるごとに減っていく、お肌のハリと潤いに必要なコラーゲンやヒアルロン酸の生成を助けるといわれています。

また、コラーゲンはお肌の弾力を保ち、ヒアルロン酸はお肌の水分量を高める効果が期待されていますが、プロテオグリカンはこの両方の効果が期待されています。

さらに、お肌のターンオーバーのペースを整える働きがあり、活性酸素ができるのを防ぐ効果もあることがわかっています。

そのため、サプリメントで補うことで、お肌の乾燥肌の改善、ターンオーバーの正常化、老化予防、ハリを保つなどの効果が期待されています。

プロテオグリカンは、コラーゲン、ヒアルロン酸につづいて第3の生体成分といわれています。

プロテオグリカンは、皮膚や軟骨にたくさん存在していて、水分を保つ役目をしているのですが、加齢とともに減少するので、サプリメメントで補うことで、関節の動きをスムーズにしたり、軟骨を健康に保つ役割を果たすといわれています。

関節の動きをサポートする成分には、グルコサミンやコンドロイチンが有名ですが、プロテオグリカンは、こういった成分とは違い、軟骨そのものを強くすることで知られています。

また、プロテオグリカンは、体の炎症を抑制するサイトカインの働きを助けるといわれているので、生活習慣病の予防や、血糖値の上昇を防ぐ効果が期待されています。