センナ茎とは
センナ茎とは、アフリカ原産のマメ科の植物『センナ』の茎部分です。
センナは使用部位によって食品と医薬品に分類され、果実と葉の部位は高い薬効があり医薬品として扱われます。
センナ茎は食品として扱われるため、身体に穏やかに作用する健康茶として親しまれています。
また、木化した茎に成分はほとんど含まれず、緑化外皮からしか抽出されません。
センナ茎に期待できる効果について
センナ茎に含まれるアントラキノン誘導体には、腸にやさしく働きかけて便通を促す効果に期待できます。
お通じが促されると胃腸の消化吸収も改善されるので、ダイエットのサポートにもつながります。
商品によっては便秘やダイエット効果をイメージさせることもありますが、厳密に効果を謳うと薬事法違反にあたります。
また、一部の商品にはセンナ茎のお茶でありながら葉の成分が含まれるケースもあり、効果が強く出るときは注意してください。
センナ茎の副作用について
センナ茎は人体に穏やかに作用するので、通常であれば副作用はありません。
しかし、センナ茎の製品の中には、葉や軸などの部分が混ざり医薬品成分が含まれるケースも多々あるようです。
医薬品と同じ程度の成分が含まれるケースも報告され、この場合は激しい下痢、腹痛を伴うことがあるため危険です。
また、センナ茎のほかにお通じに作用する複数のハーブとブレンドしたお茶もあり、強く作用する可能性があるかもしれません。
センナエキスがどれほど含まれているのか判断しにくいため、体調に異変があれば中止してください。
腹痛や下痢のほかに、動悸や発汗、血圧の低下が起こることもあるので、異常が続く場合は病院で診察してもらいましょう。
センナ茎の摂取方法について
センナ茎は、お茶、顆粒や粒タイプのサプリメントなどで摂取することができます。
お通じやダイエットに特化する商品の場合は、各メーカが推奨する量を守ってください。
正しく摂取しても体質に合わなかったり不調が出ることもあるため、自分の身体に合う量に調節しましょう。
調節しても激しい下痢や腹痛をともなう場合は摂取の中断も検討してください。
また、お茶は煮出す時間に応じて溶けだす成分も多くなるため、体質や体調に合わせて煮出す時間を調節しましょう。