コエンザイムQ10とは
コエンザイムQ10とは、体のエネルギーを作り出す元となるATP（アデノシン三リン酸）を生成するために必要な成分です。
もともとはビタミンQといわれていたビタミン様化合物で、アメリカとイギリスによりそれぞれ発見され、その後、同一のものであることが解明されました。
また、日本では補酵素のことを指していて、着色や栄養の改善、または突然変異といったイソプレノイド鎖が10回行われることから、コエンザイムQ10といわれています。
日本でコエンザイムQ10が食品として認可されたのは、2001年のことで、サプリメントなども販売されるようになりました。
コエンザイムQ10が含まれている食品は？
コエンザイムQ10が多く含まれている食品は、イワシやサバなどの青魚類、牛肉、豚肉、ナッツ類です。
ただ、日本が推奨しているコエンザイムQ10の1日の摂取量は100mgが目安ですが、いちばん多く含まれているイワシでも、この量を摂取するためには1日に約26匹もの量を食べなくてはいけません。
そのため、コエンザイムQ10を上手に取り入れるには、サプリメントが効果的といわれています。
コエンザイムQ10の期待できる美容効果は？
コエンザイムQ10は、体の細胞の再生を促す働きがあるといわれているため、新陳代謝が上がったり、お肌の真皮にあるコラーゲンの生成を助ける働きに期待ができます。
また、加齢やストレス、紫外線によって活性酸素が生成されることで、シワやシミ、たるみ、くすみといったさまざまな肌老化を引き起こしますが、コエンザイムQ10は、子どものころから備わっている活性酸素を無害にする力を呼び戻すため、若々しいお肌に導くといわれています。
コエンザイムQ10の期待できる健康効果は？
ヒトの体の細胞は、活性酸素によって傷ついて、また回復するといったことをいつも繰り返しています。
さらに、活性酸素は加齢やストレス、乱れた生活習慣などで増えると血管や気管をサビさせて生活習慣病の元になってしまいますが、コエンザイムQ10は活性酸素を除去する働きがあるといわれています。
また、加齢とともにコエンザイムQ10が減ってくるとエネルギーが上手く作り出されなくなるため疲れやすくなります。
そのため、コエンザイムQ10を積極的に取り入れることでエネルギッシュな生活が送れるようになるといわれています。
コエンザイムQ10のサプリメントに副作用はある？
コエンザイムQ10は、摂取することでさまざまな美容効果や健康効果が期待されていますが、まれに、不眠や消化不良などの軽い副作用がおきることがあります。
また、抗血栓薬や糖尿病の薬、がんの治療薬と併用することで、体調不良などの副作用がおきる場合もあるので、治療の際には必ず主治医に報告しておく必要があります。