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ホスファチジルセリン

ホスファチジルセリンとは

ホスファチジルセリンとは、人間の体を構成している細胞の膜に存在するリン脂質のひとつです。

特に、脳細胞膜に多く存在するため、脳機能の改善や認知症の予防・改善、ストレスをやわらげる効果があるといわれています。

ホスファチジルセリンは、豆腐や納豆といった大豆製品や、肉、卵に多く含まれています。

ホスファチジルセリンの効果について

ホスファチジルセリンは、脳や神経組織に多く存在していて、神経情報伝達において重要な働きをしているため、ホスファチジルセリンを摂取することで、以下のような効果が期待できます。

脳機能の改善

ホスファチジルセリンには、細胞膜を柔らかくして、血流を改善する作用があります。

その作用により、脳細胞の新陳代謝が活発になり、神経の情報伝達も活性化するので、加齢に伴う記憶力、注意力の低下を予防・改善する効果が認められています。

認知症の予防・改善

アルツハイマー型認知症の患者にホスファチジルセリンを継続的に摂取させたところ、認識力や記憶力、注意力、集中力、学習力、異常行動などの改善があったと報告されています。

ホスファチジルセリンは、血流を改善し、神経伝達の働きもサポートするので、認知症にも効果があると考えられます。

ストレスの緩和

ホスファチジルセリンは、セロトニンなどの気持ちを落ち着かせる神経伝達物質の分泌を促進します。

また、ストレスによって分泌されるコルチゾールを抑制する効果もあるので、ストレスによるイライラなど精神状態の改善に効果があります。

注意欠陥多動性障害(ADHD)の改善

ADHDの患者では脳内のドーパミンが不足していると考えられていますが、ホスファチジルセリンはドーパミンやセロトニンの分泌を促す作用があるので、症状の改善につながる可能性があります。

ホスファチジルセリンの摂取について

ホスファチジルセリンは体内で合成されますが、ほとんどが食品からの摂取で、1日あたり3~6mgのホスファチジルセリンを食事から摂取しているといわれています。

1日の摂取目安量は100~200mgとされており、食事で継続的に摂取するのは難しいので、サプリメントでの摂取がおすすめです。

サプリメントで適量を経口摂取する場合の安全性は確認されています。

ホスファチジルセリンは1~2か月は継続して摂取しなければ、期待通りの効果は得られません。

記憶力をサポートするイチョウ葉エキスや、脳の栄養を補うDHAやEPAを一緒に摂取すると効果的です。

ホスファチジルセリンの注意点について

200mgを超える用量では、不眠や胃のむかつきなどの副作用を引き起こすおそれがあるので注意してください。

緑内障やアルツハイマー病などに使用されるコリン作動薬や、アレルギー治療薬としても使用されることの多い抗コリン薬などと併用すると、相互作用で体調不良を引き起こすおそれがあるので、薬と一緒に飲むときは医師に確認するようにしてください。