大豆サポニンとは
大豆サポニンとは、配糖体と言われる物質で、大豆に含まれる抗酸化力の高い成分。
大豆や大豆製品にも含まれ、食べたときのえぐ味、渋味、苦みなどは大豆サポニンによるものです。
また、泡立つ性質があり天然の乳化剤として食品添加物にも利用されています。
大豆サポニンに期待できる効果について
大豆サポニンには、高い抗酸化成分が含まれさまざまな効果に期待できます。
- 脂肪の蓄積を防ぐ
- 血栓を予防する
- 活性酸素を抑える
- 便通を良くする
- アンチエイジング
大豆サポニンは、脂肪の蓄積を抑えるので悪玉コレステロールを正常に保つ効果に期待できます。
脂肪の蓄積による血管へのダメージも抑えられるので、動脈硬化を予防し心筋梗塞、脳梗塞になりにくくします。
また、大豆サポニンには高い抗酸化作用があり、老化を加速させる活性酸素を抑制したり除去するはたらきがあります。
細胞を若々しく保ち、生活習慣病予防や老化をおだやかにする効果に期待ができます。
さらに、ガン細胞の抑制やエイズの発症を抑えるといった研究も続けられているので、今後に期待される成分です。
大豆サポニンの副作用について
大豆サポニンは、本来昆虫や微生物などに捕食されないための毒物として存在している成分です。
界面活性剤のはたらきを持っているため、毎日大量に摂取していると『リーキーガット』になる可能性もあります。
リーキーガットとは、腸壁に細かい穴が空き、腸内の細菌、ウィルス、タンパク質などが血管へ漏れる症状です。
リーキーガットが引き起こされると、さまざまな病気や不調が出ることが判明しています。
大豆食品は健康に良いとされていますが、適量を守って摂取することが大切です。
大豆サポニンの摂取方法について
大豆サポニンは大豆や大豆製品、サプリメントなどで摂取することができます。
食品から大豆サポニンを摂取する場合は、1日に1~2回の大豆製品を食べてみてください。
大豆サポニンを多く含む食材は、大豆、油揚げ、がんも、おから、豆乳などがあり、最も含まれる食材は高野豆腐です。
また、ソイプロテインには高濃度で大豆サポニンが含まれるので、過剰摂取に気を付けてください。
サプリメントで摂取する場合は、各メーカーの推奨量を守りましょう。