今回は、ビタミンC誘導体が配合された化粧品を使った後は、絶対に！必ず！保湿をしましょう！という、すごく当たり前の話ですが、大切なお話をさせていただきます。
何故なら、保湿をするべき理由を把握しておかないと「ビタミンCの効果が発揮できない」という残念なことになるからです。
ビタミンC誘導体とは？
化粧品成分における「ビタミンC」には、
・メラニン色素を薄くする
・メラニン色素を作られにくくする
・コラーゲンの産生を促進する
・過剰な皮脂分泌を抑制する
・抗酸化作用がある
など、非常に多くの効果がある優秀な成分です。
でも、
・安定性が悪い
・塗るだけでは皮膚に浸透しない
という「残念な特徴」もあります。
その「残念な特徴」を改善するために、ビタミンCに「誘導体」というものを化学的にくっつけることで、ビタミンCの安定性を高めながら、皮膚に浸透しやすくしています。
なので、多くの化粧品には、「ビタミンC誘導体」という形で配合されています。
ビタミンCの効果には酵素の働きが必須
ビタミンC誘導体をお肌に塗ると、誘導体の力によって皮膚に浸透していきます。
（誘導体が皮膚の奥に連れてってくれるイメージです）
その後に、
・ホスファターゼ
・グルコシダーゼ
・エステラーゼ
などの「酵素」によって、誘導体がビタミンCから外れます。
そして、「誘導体が外れたビタミンC」がお肌に様々な効果を発揮してくれるというメカニズムです。
この現象を逆に言うと、ビタミンCから「誘導体が外されないと効果を発揮出来ない」とも言えるのです。
つまり、ビタミンCが効果を発揮するには、「酵素」の働きが必須であるという事です！
酵素は水分が無いと働けない
ビタミンC誘導体から誘導体を外してくれるホスファターゼやグルコシダーゼ、エステラーゼなどの酵素は、「水分が不足していると働けない」という特徴があるのです！
※ここすごく大事です。
※他にも体内に存在する様々の酵素も水分が無いと働けません
なので、酵素を働かせるために、お肌に水分を与える（保湿する）ことが大切なのです！
これがビタミンC誘導体が配合された化粧品を使った後は、絶対に保湿すべき理由です。
ビタミンCの効果を発揮するためにも、必ず保湿する様に多くの方にお伝え下さい！
