健康診断で胃カメラを飲む緊張から、胃を悪くした宮田哲朗です
(どんだけビビり・・・。)
当たり前ですが、今の時期はウイルスや細菌による「感染症」に気を付ける必要がありますよね!
このウイルスや細菌といった「異物」から身を守る仕組みが「免疫」ということは言うまでもありません。
免疫は主に「白血球」が担当しております。
白血球とひと言でいっても、その中には様々な細胞がおりますので、その役割と担当細胞を挙げていきます。
白血球の役割と担当細胞
◆異物の侵入をパトロールする
担当:主にマクロファージ、樹状細胞(ランゲルハンス細胞)
◆侵入した異物をやっつける
担当:主に顆粒球
◆異物をやっつける武器を作る
担当:B細胞
◆異物に感染してしまった細胞を破壊する
担当:キラーT細胞、NK細胞
◆入ってきた異物の情報を記憶して、次回の侵入に備える
担当:メモリーT細胞、メモリーB細胞
◆それぞれの担当細胞に指令を出す
担当:ヘルパーT細胞
そして皮膚の役割
話は変わりますが、ウイルスや細菌などによる感染症から身を守るための、最初の防御システムは「皮膚」です。
皮膚(特に表皮)は、「バリア機能」と呼ばれ、ウイルスや細菌の侵入を物理的に遮断してくれています。
ただ、乾燥によってバリア機能が弱まってしまったり、傷などでバリア機能が壊れてしまうと、ウイルスや細菌の侵入を許してしまい、感染症に繋がってしまいます。
ですので、表皮のバリア機能を整えることは、感染症を予防する上でも非常に大切です!
ここまでは、よく言われる話ですが、もう少し深掘りします!
皮膚は最初の防御システムであることから、常にウイルスや細菌に「さらされている」状態です。
そのため、皮膚は常に「厳戒態勢」なので多くの免疫細胞が集まっています。
特に、異物の侵入をパトロールしている樹状細胞は表皮にいて、常に目を光らせてします。
(表皮にいる樹状細胞のことをランゲルハンス細胞と呼びます)
そして・・・
ヘルパーT細胞やキラーT細胞などのT細胞は、血液中の数に比べて2倍も皮膚にいると言われています。
さらに・・・
樹状細胞などがT細胞を呼び寄せるときに放出する物質を「サイトカイン」と言いますが、このサイトカインは表皮でも作られていることが分かりました!
まとめますと、
皮膚の役割は、
①異物の侵入を防ぐ物理的な壁
②免疫細胞の仕事場
である。
長くなりましたが、今回お伝えしたかったことは?
今回お伝えしたい事
皮膚の状態を整えることは、ウイルスや細菌から身を守ることに繋がります!
そのため化粧品の役割は、
・お肌をキレイにする
・皮膚の状態を整える事で、免疫細胞が働きやすくなり、感染症を予防する
の2つあると言えます!
是非、この時期は適切な化粧品で皮膚の状態を整えましょう!
特に、日焼け止めと保湿ですね。