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はじめました!

紫外線で老けるという科学的な話

日焼け止めは、日焼けを防ぐ、シミを防ぐだけではなく、あらゆる肌トラブルを予防するために必須の化粧品アイテムですが、「老化を防ぐ」ためにも絶対に必要です。

 

という訳で、今回は日焼け止めによって「老化を防げる」という根拠をお伝えさせていただきます。

 

オートファジーを理解する

2016年に東京工業大学の大隅良典教授が、オートファジーの仕組みを解明したことでノーベル賞を受賞したため、有名になったキーワードなので、ご存知の方も多いと思います。

 

 

このオートファジーは、細胞の「中身」をリサイクルするという元々体内に備わっている仕組みです。

 

我々の体は37兆個の細胞で構成されており、その細胞は常に古い細胞は分解されて、新しい細胞が作られるという新陳代謝(細胞の生まれ変わり)を繰り返しております。

 

その新陳代謝の周期は一般的に、

・皮膚:約28日

・筋肉:約60日

・肝臓:約60日

・胃:約5日

・腸:約5日

・骨:約90日

と言われております。

 

この様な細胞の生まれ変わりの機能以外に、オートファジーによって古くなった細胞をリサイクルすることで、各種臓器などを健全に保ってくれるという仕組みです。

(部品を新しくするイメージです)

 

なので、オートファジーを活性化することで、

・老化を抑える

・若さを保つ

ことができると言われております。

 

最近では、表皮の細胞内に溜まったメラニン色素を、オートファジーによって分解することが出来る、つまりオートファジーを活性化すれば美白になるという研究などによって、美容業界でもオートファジーがブームになりつつあります。

 

いずれにしても、オートファジーを活性させることができれば、健康だけではなく美容にも効果があると言えるのです。

 

紫外線でオートファジーが低下する

実は、大手化粧品会社「花王」さんと、ノーベル賞を受賞した大隅良典教授の一番弟子の「吉森保」大阪大学栄誉教授の研究によると、「紫外線」によってオートファジーの活性が低下することが分かっているのです。

 

 

オートファジーの活性が低下してしまうと、古い細胞がリサイクルされずに残ってしまい、結果として老化の原因になってしまいます。

 

なので、オートファジーを活性化させるためにも、日焼け止めをしっかりと塗って紫外線を遮断する必要があるのです。

多くの方が日焼けやシミを防ぐために、日焼け止めを使っていると思いますが、「老化を防ぐため」にも日焼け止めを使いましょう!

 

僕が日焼け止めを「老化止め」と呼んでいる理由がお分かりいただけたかと思います!