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BJオンラインサロン
はじめました!

リポソームって凄いんです!

大谷翔平になりたい宮田哲朗です。

 

さて、大谷翔平選手がコマーシャルをしている「コーセー」の優れた技術といえば「リポソーム構造」という特殊な技術です。

 

という訳で、今回はリポソーム構造を深掘りしたいと思いますので、サロンに来られるお客様との話のネタにご活用ください。

 

リポソームとは?

リポソームとは、「リン脂質」の二重膜でできた「カプセル状」の構造のことを言います。

 

そもそも、コーセーがリポソームの研究に力を入れたのは、カプセル状の構造の中に「有効成分」を閉じ込めることで、有効成分を皮膚に「浸透」させることが目的でした。

 

では、何故リポソームの中に有効成分を閉じ込めることで皮膚に浸透させることが出来るのか?

 

人間の細胞膜もリン脂質の二重膜でできており、もちろん皮膚の細胞も同じ構造(リン脂質の二重膜)をしております。

 

同じ構造をしているもの同士は「馴染みやすい」という特徴があるため、リポソームは皮膚の細胞に「馴染みやすい」のです。

 

なので、リポソームの中に有効成分を入れることで、皮膚に馴染む様にして「浸透」していき、有効成分が皮膚の奥に届き効果を発揮するのです!

 

コーセーの「コスメデコルテ」などが高価な理由は、リポソームという特殊な技術を使うことで、化粧品の効果を最大限に高めているからと言えます。

 

リポソームの凄さ

リポソームが凄い理由は、「有効成分を浸透させるから」だけではありません!

 

まず、表皮の角質層に存在する「角質細胞間脂質」のおさらいをします。

 

角質細胞間脂質は、お肌の「バリア機能」において最も大切な働きをしており、角質細胞と角質細胞をしっかりと繋ぎ止めて外部からの異物の侵入を防ぐだけではなく、お肌内部の水分をしっかりと保持する役割もあります。

 

つまり、角質細胞間脂質がお肌にちゃんと存在することで、お肌が健康な状態を保てるのです。

反対に、角質細胞間脂質が減ってしまったり、ちゃんと作られなくなるとバリア機能が弱まり、乾燥肌、敏感肌になってしまいます。

(実際にアトピー肌の人は角質細胞間脂質が不足しています)

 

実は、角質細胞間脂質の大部分を占めている「セラミド」も、リン脂質の二重膜で作られており、リポソームと同じ構造なのです!

 

そして、セラミドが不足したお肌にリポソームを浸透させると、リポソームがセラミドの代役をしてくれて、バリア機能が高まることが分かっています!

 

という事はリポソームには、

・有効成分を浸透させる
・バリア機能も高めてくれる

「二刀流」の働きがあるのです!

 

大谷翔平選手は、リポソームの「二刀流」の働きを知っててコーセーのコマーシャルのオファーを受けたのだと思われます。

(注:宮田調べ)