今回は食品保健指導士としてお伝えさせていただきます。
食品保健指導士とは?
「厚生労働省」の通達要件に従い、サプリメントの情報提供を的確にできる資格者で、サプリメントのスペシャリストと呼ばれる存在と言われています。
そんな食品保健指導士の僕が、美容のためには絶対に摂って欲しい栄養素をお伝えさせていただきます。
それは「タンパク質」と「脂質」です!
当たり前の話をと言われそうですが、ちゃんとご説明させていただきます。
人間の体はタンパク質と脂質で作られている
人間の体は「37兆個の細胞」で構成されており、その細胞はタンパク質と脂質でできています。
そして細胞は常に新陳代謝(細胞の入れ替わり)を繰り返しております。
具体的には、
皮膚:約28日
筋肉:約60日
肝臓:約60日
胃:約5日
腸:約5日
骨:約90日
で、各種臓器の細胞は入れ替わっています。
※あくまでも目安です。
細胞が入れ替わる際の「材料」になるのが、タンパク質と脂質なのですが、その材料が不足していると、ちゃんとした「臓器」はもちろん、ちゃんとした「体」や「お肌」が作られないですよね?
※家を建てる際に材料が不足しているとキレイな家が建たない様に。
なので、タンパク質と脂質をしっかりと摂りましょう!
特に脂質は、不足しがちなので、積極的に摂りましょう!
ここまではよく言われる話ですが、ここからは少し視点を変えた「タンパク質」と「脂質」の重要性のお話をします!
タンパク質と脂質は「ホルモン」の材料になる
タンパク質が体内に吸収される際には、細かく分解されて「アミノ酸」になります。
そして、【アミノ酸が材料になって作られるホルモン】を以下に挙げていきます。
(直接、美容に関係するホルモンだけを抜粋します)
◆成長ホルモン
皮膚のターンオーバーを整えたり、筋肉を付けたり、脂肪を分解したりしてくれる。
◆オキシトシン
肌のツヤ、キメ、透明感を高めてくれる。
◆セロトニン
精神状態を安定させたり、気分を明るくしてくれる。
◆レプチン
中性脂肪を分解してくれる。
◆メラトニン
抗酸化作用がある。
次に、
脂質の1つである【コレステロールが材料になって作られるホルモン】を挙げていきます。
◆エストロゲン
お肌をキレイにしたり、脂肪を減らしたり、頭の回転をよくしたり、と女性にとっては本当に大切な働きをしてくれる。
※女性ホルモンや男性ホルモンはコレステロールが材料です。
ご覧いただいた通り、タンパク質や脂質が材料になるホルモンは、美容にとって非常に大切であることがお分かりいただけると思います。
反対に、タンパク質や脂質が不足すると、
一生懸命に美容にお金をかけても、
一生懸命に美容に時間をかけても、
中々キレイになることはできません!
せっかく美容にお金と時間をかけるのであれば、食事の中のタンパク質と脂質の量を少し増やしてみてはいかかがでしょうか?
その分、糖質を減らしましょう!