化粧水やクリームなどのスキンケアアイテムでは、お肌への刺激を気にする事があると思いますが、メイク用品でも気にすべき事があります。
メイクアイテムで気を付ける成分とは?
ファンデーション、下地、日焼け止めなどによく使われる成分で「酸化亜鉛」があります。
酸化亜鉛は非常に優秀な成分で、その特徴を3つ挙げていきます。
①白色顔料としての働き
酸化亜鉛は白色の粉で、ファンデーションなどの色を出すために配合されます。
ファンデーションの色は基本的に、白、黒、赤、黄の4色の割合によって変わってくるもので、白っぽさを出す時に酸化亜鉛が作られます。(酸化チタンも使われます)
②紫外線散乱剤としての働き
酸化亜鉛は紫外線を鏡のように反射させる働きがありますので、日焼け止めなどに配合される紫外線散乱剤としての働きがあります。(酸化チタンも)
日焼け止めに配合される紫外線カット成分には「紫外線吸収剤」もありますが、紫外線吸収剤は紫外線を浴びている時間経過によって働きが弱くなるものもありますが、酸化亜鉛は時間が経ってもずっと紫外線を反射させてくれる優秀な成分です。
③皮脂吸着成分としての働き
酸化亜鉛は皮脂を吸着するという特徴があります。
この特徴のお陰で、酸化亜鉛が高配合されているファンデーションなどは、皮脂によるテカリや、化粧崩れを防ぐことができますので、テカリや化粧崩れを気にする方は、酸化亜鉛が高配合されたメイクアイテムがお勧めです。
この様に、酸化亜鉛はファンデーションなどの
・色を出す
・紫外線をカットする
・テカリや崩れを防ぐ
ために使われている優秀な成分なのです。
ただ・・・
「毛穴」や「ニキビ」を気にしている方には注意が必要なんです!!
先程、酸化亜鉛には「皮脂を吸着する働き」があるとお伝えしました。
この働きは逆に言うと、『皮脂を固めてしまう』という働きでもあるのです!
皮脂は毛穴に付随する皮脂腺で作られて、毛穴を通じて、皮膚表面に出てくるものですよね。
なので、酸化亜鉛が皮脂を固めてしまうと、毛穴が詰まってしまうのです。
これが毛穴やニキビを気にしている方が注意するべき理由です。
酸化亜鉛が配合されているから「絶対にダメ」という訳ではなく、お使いのファンデーションや下地などを塗った時に毛穴が目立ってしまうという場合は、全成分を確認して酸化亜鉛が配合されていないメイクアイテムを選んでみて下さい。
酸化亜鉛は非常に優秀な成分ですが、少しだけ気を付けましょうというお話でした!