シミなどの肌トラブルや様々な病気は活性酸素による「酸化」が原因の1つです。
この活性酸素はストレスを受けると「過剰」に発生してしまいます。
ストレスによる活性酸素発生のメカニズム
まず、ストレスを受けると交感神経が優位になり、そのことで血管が収縮し血流が悪くなります。
その後、ストレスが弱まると副交感神経が優位になり血流が良くなります。
この血流が悪くなる状態から、血液が勢い良く流れる状態に切り替わる際に活性酸素が増えてしまいます。
そして、増えてしまった活性酸素が、お肌や体の細胞を酸化(錆び付かせる)させます。
ストレスがお肌や体に悪い理由をお分かりいただけたかと思います。
活性酸素は4種類ある
活性酸素は、
・スーパーオキシド
・過酸化水素
・ヒドロキシラジカル
・一重項酸素
の4つに分類されます。
このうち、スーパーオキシドと過酸化水素は、細菌やウィルスを倒してくれるという良い働きもあるのです。
また、この2つの活性酸素には元々体内にSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)やカタラーゼといった抗酸化酵素(活性酸素を無毒化してくれるもの)が存在しておりますので、消去することは可能です。
だから、それほど怖がる必要はありません。
問題は、ヒドロキシラジカルと一重項酸素です。
この2つは体内で悪い働きしかせずに、しかも体内にはこれらを消去する抗酸化酵素が存在しません。
だからヒドロキシラジカルと一重項酸素には注意が必要です!
では、これらの活性酸素からどのように身体やお肌を守れば良いのでしょうか?
ちょっと難しいけど大切な話
活性酸素というものは、スーパーオキシドが「酸化」を受けると過酸化水素になり、過酸化水素が「酸化」を受けるとヒドロキシラジカルになります。
(酸化によって変身していくイメージです)
つまりヒドロキシラジカルになるのを防ぐには、酸化を防げば良いのです!
そのために、「抗酸化成分」をしっかりと摂取しましょう!
もう1つの悪者である一重項酸素は、酸素と紫外線が反応することで発生するとされています。
なので、「日焼け止め」を塗るといった紫外線対策で、一重項酸素を防ぐことが可能です!
活性酸素の原因となるストレス要因
これらの要因を日常生活を送る上で、完全に防ぐことは難しいと考えます。
(テレビや雑誌などでストレスを無くしましょう!とか言ってますが、現実的には無理ですよね・・・)
ストレスはお肌や体に良くないと言われていますが、そのストレスを気にすることがストレスになります。
ストレスを受けたとしても「抗酸化物質をしっかり摂取」したり「日焼け止めを塗る」ことで、自分自身を守る事が出来るという前向きな気持ちで過ごしましょう!